須本雅子|烏城紬/岡山県
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【略歴】
昭和15年 10月18日 三代目三宅務の長女として出生
昭和34年 商業高校卒業 岡山市内の日下商事に入社
昭和38年 日下商事12月31日退社
昭和39年 1月9日 須本日出夫と結婚して神戸市での生活。S40年S41年S46年と3人の子供に恵まれました
昭和48年 三宅の両親も帰って来てと言うので主人に三年間ぐらい相談しやっと帰ろうと言ってくれましたので岡山へ帰り烏城紬を始めました
【賞歴】
岡山県展 山陽新聞社賞 県展特別賞
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会主催 全国伝統的工芸品公募展
平成22年 中小企業庁長官賞
平成25年 内閣総理大臣賞 をいただきました
【プロフィール】
■この仕事に入ったきっかけは?
200年近くも代々やってきた仕事で私が長女で生まれた時からあととりだと皆んな喜んでくれたのにあまりの戦後の様子を見て次ぎたくないと思っていました。しかし神戸にいって悪いことをしたと悩みました。長男が生まれてからは糸紡を神戸で始めて手伝っていました。主人にこの事を言って三年かかって岡山へ帰り本格的に始めました。
■あなたの作品で一番アピールしたいことは?
工程は私の代になって1人で全工程をする事にしました。よこ糸は手紡で精錬、染色(私の代になってからは草木染)たて糸も精錬、染色、機ごしらえ、私で1人でやる事が多くなりました。平成7年からは公民館主催講座、平成10年からはクラブも始めて26年目になります。全工程を1人でやる様に育成して後世に技術を伝えていただく事を目標にしています。
■作品作りで心がけていることはありますか?
同じ柄ではなくてすべて一点もので作っています。
色柄を考えて着やすく喜んでいただける様に着尺を作っています。
■これからあなたが目指すものは何ですか。あるいはどう生きたいですか?
長くやって来ました。
どうぞ烏城紬が後世に正しく工程も伝わっていく事を願って皆様に指導していきたいと思っています。