太田祐子|波佐見焼 成形部門/長崎県
【略歴】
1977年 京都府生まれ
1995年 大阪芸術短期大学部 陶芸コース入学
1997年 京都精華大学 造形学科 陶芸専攻 編入学
2001年 佐賀県立窯業大学校 短期研修絵付科にて現代の名工市川龍男氏、伝統工芸士岩永千穂子氏に師事
2003年 佐賀県立窯業大学校 短期研修ろくろ科にて現代の名工 奥川俊右衛門氏に師事
2008年 波佐見町にて奥田容子氏と松原工房を創業
2009年~2012年 波佐見焼後継者育成事業ろくろ研修にて長崎県無形文化財ろくろ技術保持者 故中村平三氏に師事
2015年 陶磁器製造一級技能士 手ろくろ成形作業取得
2018年 波佐見焼伝統工芸士 ろくろ成形部門取得
2019年 松原工房終了に伴いアトリエビスクとして波佐見町にて独立
【プロフィール】
■この仕事に入ったきっかけは?
もともと手先が器用だったので将来は何か手に職をつけたいなと思っていた時に陶芸に出会い、面白そう!とすぐに進路を決めたのがひとつ目のきっかけです。しかし芸術系の学校だったので技術は身につかず卒業しても陶芸だけで食べていくことはできませんでした。悩んだ挙句に一念発起して、もう一度やきものを学びなおすために佐賀県立窯業大学校に入学します。そこで初めて職人になるため=陶芸で食べていく技術を学びはじめ
ます。それが17年後に伝統工芸士を取得するふたつ目のきっかけになりました。
■あなたの作品で一番アピールしたいことは?
ろくろならではのエレガントで美しいラインです。
■作品作りで心がけていることはありますか?
実際に使っていただきたいので現代の食生活にあう食器をつくることを心がけています。
見た目に関してはろくろならではのなめらかで美しいラインがでるように。
使い心地に関しては器の重心や取手の握りやすさ口当たりなど大量生産品にはないところを表現できるように心がけています。
■これからあなたが目指すものは何ですか。あるいはどう生きたいですか?
技術の向上はもちろんのこと
後継者育成にも関わっていけたらと思います。
師匠がそうであったように身体が動く限りろくろをして皆さんに喜んでいただける職人仕事をしていきたいです。
■その他自由記入欄
長崎県波佐見町にあるアトリエはギャラリーショップも併設しています。
月曜~土曜の13:00~17:00はオープンしていますので、ご興味のある方はいつでもお越しください。
オープン時間内であればアトリエの見学もできます。