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女性伝統工芸展 〜作家とともに〜

【略歴】

佐賀県唐津生まれ。昭和14年より人形制作を始め、女性の美を表現。
能人形の面の表情・衣装の華麗さ・繊細な線など創意工夫を重ねながらこの道一筋に博多人形と共に歩いてまいりました。
県無形文化財保持者
国指定卓越技能保持者(現代の名工)
平成6年度伝統工芸士として勲六等瑞宝章を受章する
平成29年2月6日満95歳にて生涯をとじました。

【賞歴】

通商産業大臣賞 2回
内閣総理大臣賞 3回
その他多数受賞

勲六等瑞宝章
福岡県無形文化財保持者
国指定卓越技能保持者

【プロフィール】

■その他自由記入欄

井上あき子は
「私は不器用だから人の何倍も努力しなくては」と日々人形製作に没頭。

自分が作ろうとする作品の勉強を決して怠らない人でした。
後世までも残る人形をと願い、あえて小さな人形ではなく、
美人物、能人形など1本1本細かく彫り込み、焼いて絵づけをする。
そんな作品の数々で多くの賞を受賞してきました。

井上あき子亡き後も今も作品は展示場にあり、
ありし日を偲び懐かしく思い出しています。
いつまでも生き続けてほしいと願い作ってきた人形たちは
今もたくさんの人の心をなごませ癒してくれていると思います。

井上あき子人形師としての一生はとても幸せだった。

・・・そう語りかけてくれる日々です。