かんざし 蝋梅(ろうばい)
すでに販売済みの作品もありますので予めご了承ください。ご質問等はお問い合わせフォームよりお願いいたします。
東 直子
一位一刀彫 (岐阜県)
材料
一位材
解説
蝋梅の花の簪(かんざし)を作りました。蝋梅は、冬に咲く雪中四友(黄梅・山茶花・水仙・蝋梅)の一つ。
花の色や光沢が蜜蝋を連想させることから名がついたそうです。
私の作品にはいつも最後の仕上げに蜜蝋を塗っています。白木を彫った部分が丁度、蝋梅の花の様な色に変化します。
木目が美しい一位の木を使用しております。
一位材の、白太(白い部分)と、赤太(赤い部分)を彫り分けています。
白太を綺麗な状態に保つには、材料を仕入れてすぐ、木が乾かない濡れているうちに、樹皮を剥がしておきます。
そうすることで、白太と赤太がくっきりと分かれた材料を使用できます。
また、一位の木は空気に触れ、年数が経つごとに、茶褐色から黒褐色に変わってゆきます。
経年変化して、色に深みが出てゆく楽しみもあります。
材質は非常に軽く、一位の木の優しい風合いは、濃い色の無地のお洋服や、帯に合わせて頂きますと、とても引き立ちます。
使用上の注意点
・一位の木は柔らかいため、硬いものにぶつけますと破損することがあります。
優しくお取り扱い下さい。
33,000円(税込)