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女性伝統工芸展 〜作家とともに〜

女性工芸士のブログ

地震を経て

6月19日 - by 松尾明香

お読みくださりありがとうございます。

石川県の中能登町で和紙をつくっている松尾明香です。


今年のお正月にあった能登半島地震。

私のいる中能登町も震度6弱の揺れでした。

初めて体験する大地震。その後、何日も続く余震と地鳴り。

幸いなことに被害は少なかったのですが、恐怖からくる相当なストレスで、精神的にもきつく、しばらく制作に向かえませんでした。


天災はどうやっても防ぐことはできません。

人はいつ死ぬか本当に分からないし、簡単に死ぬのだと目の当たりにしました。

今、生きていること。

その上で私は好きなことができていること。

本当にありがたいことと感じました。

どの人も健やかに、たのしく笑って自分の人生を過ごしていってほしい。

いつ死ぬか本当に分からないんだから。

今回の地震でどう生きていくか、改めて考えさせられました。