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女性伝統工芸士展 〜作家とともに〜

特集「くらしの旬」7月

今月の俳句

涼風の 曲がりくねって 来たりけり 小林一茶

表通りから裏に入った裏長屋の
またその奥のつきあたりにある我が家へは、
せっかくの涼風も曲がりに曲がりくねって
届くのだろうからもはや涼しくないと
一茶は江戸の町の住みにくさを憂いています。

家のつくりやうは夏をむねとすべし。
冬はいかなる所にも住まる。

暑き(ころ)わろき住居(すまい)は、
堪へがたき事なり。 吉田兼好

家の作り方は夏をいかに快適に過ごせるかを考えて造るとよい。
冬はどんなところにも住むことができる。
暑い頃、悪い住まいは堪えがたい事だ。
と兼好は徒然草で詠んでいます。

エアコンも扇風機もない時代の日本は、もしかしたら地球温暖化の現代より暑いと感じていたかもしれませんね。

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先人たちは少しでも夏を涼しく感じる工夫を様々してきました。

葦簀(よしず)で日差しを遮り、打ち水をして涼しい風を家に呼び込みました。

風に吹かれて鳴る風鈴の音や、虫の音に耳から涼を感じ、

鉢に水を張り金魚を泳がせて目から涼を感じました。

夏のお茶のお道具は夏仕様のものを用います。お茶の温度を早めに下げるため、

飲み口の広い平茶碗や見た目に涼しいガラス製のものを、

また涼しげな白や藍の色彩のもの、夏の花や団扇の絵柄などで楽しみます。

食欲が落ちやすい夏は、家庭の食卓ものど越しの良いさっぱりとした献立が増えてきます。

それに合わせて涼やかな食器を使うことが多くなります。

四季のはっきりとした日本ならではの楽しみ方ですね。

夏の風物詩のほうずき市と言えば浅草の浅草寺が有名です。ほうずきはお盆の棚飾りに用いられたのが起源で、もともと薬用として利用されていたものが、夏バテ防止や厄除けとして広まった…とか。

浴衣姿でほうずきの鉢を下げて歩く姿は、江戸時代から続く夏の景色です。

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博多織 手織り単衣半幅帯
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博多織 手織り単衣半幅帯
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2022年6月号はこちらから 2022年5月号はこちらから

今月の推し

コメント

No.1   雄治

女性ならではの感性。
柔らかさ 繊細さ 心地良く

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No.2   雄治

素敵な博多織の帯ですね。
浴衣によく合います。

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