今月の俳句
月の輪を ゆり去る船や 夜半の夏 杉田久女
水面の月を揺らしながら去ってゆく船。
遠くの森では、月の輪を背にふくろうが仲睦まじく語り合い、
宝珠地蔵さまがやさしく微笑んでいます。
ふくろうたちは飛騨高山の一位一刀彫。
彩色はせずノミだけで仕上げた木彫りの作品です。
ほかにも夏の夜の世界を覗いてみましょう。